便秘の解消法

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便秘を解消して腸内環境改善

腸内環境を整えるには、もし便秘になっている場合はまず便秘を解消する必要があります。というのは、便秘になると腸内で悪玉菌が増殖してしまい、悪玉菌がつくる有害物質が増えるからです。

有害物質が増えればとうぜん腸内環境は悪化するので、便秘は腸内フローラを悪化させると言えます。

というわけで、便秘についてきちんと知識をつけて、その対処法を知りましょう。日々の生活のなかで取りいれられる方法があれば実践して、なるべく早く便秘を改善できるようにがんばりましょう。

便秘の種類


便秘には種類があります。どの便秘にも共通しているのが、腸内に長くウンチがどとまることで便が硬くなってしまうということです。

硬い便は排泄時に肛門を傷つける恐れがあります。それによって痔になってしまうことも珍しくありません。硬い便を出すときの痛みがイヤでトイレが遠くなれば、便秘の症状が悪化してしまうことも考えられます。

便秘のおもなものとしては、女性に多い弛緩性便秘があります。これはもっとも多いタイプの便秘で、腸の働きが弱くなり、ぜんどう運動が低下してウンチを移動させることができなくなって起こるものです。

ほかには、男性に多いストレス性のけいれん性便秘があります。これは腸のいち部分がしまることでその部分をウンチが通れなくなり起こるものです。

直腸性便秘というものもあります。これは器質的な問題や、トイレをガマンするなどしたことが原因で直腸に便がきても排便反射が起きず、便意を感じにくくなるというものです。

便秘の対策


便秘の対策として共通しているのは、まずは硬い便をやわらかくすることです。硬い便は上記で説明したように、便秘を長引かせる原因になりますので、なるべく早めに対処しましょう。

まずは水分を多めに摂ることです。水分が足りないと腸内で便が硬くなり過ぎ、ウンチを出しにくくなります。充分な量の水分を摂るのが便秘対策の基本です。

そして、腸のマッサージもオススメです。軽い運動も良いですが、縦の動き(ジャンプなど)がないと、なかなか腸が揺れてほぐれるということが起きにくいので、効果が感じにくい部分があります。

便秘になっている場合は腸がねじれてしまっている場合があり、その場合にはマッサージによってそのねじれを解消することが大事です。

下腹部をトントンと軽く叩いたり、のの字マッサージをしたりするなどして、腸がほぐれるように働きかけましょう。もちろん、血行を良くする有酸素運動はある程度は有効ですので、やるべきでしょう。

またストレスからくる便秘や、弛緩性便秘の場合にも、自律神経を整えることは効果的です。

副交感神経を優位にするために、深呼吸をしたり、ウォーキングや入浴、アロマテラピーなどで緊張をほぐして、毎日のストレスが残らないようにすることが肝要です。

下剤の使い方


便秘を解消する手っとり早い方法が、下剤を使うことです。しかし下剤は使い方を間違えると、便秘を悪化させてしまいます。

市販の便秘薬の多くは弛緩性便秘を念頭に置いたものであり、けいれん性便秘や直腸性便秘に使うと効き目が感じられなかったり、逆効果になったりしてしまうことがありますので、気をつけましょう。

弛緩性便秘につかう場合も注意が必要です。センナや大黄が含まれる刺激性下剤には習慣性があり、使っているうちにより多くの量を必要とするようになる可能性があります。

そうすることで自力での排便がだんだんとむずかしくなってきて、より深刻な症状になってしまう可能性があります。また腸の黒ずみを起こして、その部分の働きが低下する可能性もあります。

便秘の状態は苦しいものですが、なるべく下剤の除用は避けて、自力で排便できるように努力しましょう。